かど隅肉溶接継手の疲労強度について

 かど隅肉溶接継手の溶接疲労強度を調べていたが、有効な日本語の資料は以下の論文くらいだった。

 この論文によると、開先を取って両側を溶接しているCの継ぎ手よりも、少し板をずらして両側を隅肉溶接した継手の方が疲労強度は高いらしい。
  

 でも、この論文では疲労強度の計算方法については一切触れられていない。そしてかど継手の疲労強度についてまともに論じた日本語の資料は非常に少ない。(十字溶接継手は一杯あるのに…)

 仕方が無いから、英語サイトを頼ろうと思う。とりあえずキーワードは以下の通り。

 さあ、出てきておくれよ…。

とりあえずわかった事

  • 調べようとしていた溶接継手形状の英語名は"half-open corner joint"らしい。
  • 英語論文の大半は会員制サイトに掲載されており、中々見れない。会員登録は有料なので登録もままならない…。この点は論文を簡単に手に入れられる日本の方が便利だ。
  • 疲労破壊のケーススタディ:シルバーブリッジのアイバーは比較的丁寧な説明が記載されており、好印象(まともに最後まで読んでないけど…)
  • ガスタンク車のタンク壁で生じた疲労破壊(?)は興味深い記事のためメモ。あとで読んでおく。
  • Materials & Weldingは溶接に関する英語の記事。パイプの溶接による接合、溶接速度だけでなく溶接記号に関する説明もあり、溶接全般について学べそう。日本にはこんな総合的な資料はちょっと無いよね? という事でメモ。
  • 骨折時の固定方法に関する軍隊資料:fatigueには疲労骨折等の意味もあるらしい。materialとかのキーワードを入れないと上手く検索できないかも? とりあえず面白かったのでメモ。後で読んどく。

 欲しい記事が手に入らない…。やはり英語力不足か?
 …疲れたので、調べ物はストップする。