WindowsXPで良いじゃない。

参考記事:Windows 7のXPモードはなぜすごいのか

 移行後にミッションクリティカルアプリケーションに問題が起きるという心配せずに、企業がソフトをアップデートできるのは久しぶりだ。XPモードは、いつ開発されたソフトでも、どのOS向けに設計されたソフトでも確実に動作させる。

 これこそ企業が求めているものではないだろうか。企業が望むのはソフトが問題なく動作することだ。XPモードのおかげで、やっとその瞬間が訪れるのだ。

Windows7が完全に無料であるならば上記の記事は説得力を持つだろうが、実際はアップグレードにはコストが掛かる。
XP互換モードを必要としている企業が金を払ってまでWindows7に乗り換えるメリットって何かあるのだろうか?無いように思うんだけど…。

 それと同時に、企業はついに待ち望んでいたものを手に入れることになる。企業の中にはWindows XPを失いたくなくてVista(ついでに言うと新しいハードウェア)にまだアップグレードしていないところもある。彼らは、Windows 7がそうした状況をすっかり変えてくれると期待して、古いコンピュータを苦労して使ってきた。

? 新しいコンピュータを買ってXPをインストールすれば良いだけでは? Windowsのライセンスって、古いPCを処分したら新しいPCにインストール出来るはずだよね?

自分が思うに、次に企業がOSを代える時があるとすれば64bit版のソフトウェアが充実した時だけでは無いだろうかと思う。
何となくWindows7を買った方が良いのでは無いかと思っている方は、以下の名言を聞いていただきたい。

 最後に、これだけは覚えておくのじゃぞ。新しいマシンを買えば、今のマシンで10秒かかる処理が5秒になるかもしれない。でも、新しいマシンを買わなかったからといって、今のマシンの10秒は10秒のまま、決して遅くなるわけではないのだ。10秒が20秒になるような事はない。新しいマシンを買わないと今より悪くなるような気がしている人は、メーカーのバカな宣伝に見事に踊らされているのだ。今のマシンはずっと今の性能を保ち続けている。新しいマシンを買う前に、その資金で他に何が買えるかを、胸に手を当てて、今一度考えてみるべし。視界になかった、別の使い道が見えてくるはずだ。

        真・窓と林檎の物語 スピード狂の投資術より引用

Windows 7』本当にアップグレードする必要がありますか?