構造解析ソフトを導入してみた

元々自分がLinuxを導入した理由である『自宅で構造解析を実行できる環境を手に入れる』ためのプロジェクトに着手しました。
上にリンクを張ったADVENTUREプロジェクトは、実に様々な解析が出来るオープンソースのプログラムです。元々これを使いたくてLinuxを導入しました。

最初はUbuntuが使いやすいと言う噂を聞いてUbuntuをインストールしたものの、レッドハット系の方が相性が良いという話を聞いてFedoraをインストールしてみたり、Vineであればインストール事例がインターネット上にあるという事でVineをインストールしてみたりしていましたが、上手く行きませんでした。

色々情報を調べていくとDEXCSという1CDLinuxはUbuntuをベースにADVENTUREを載せているという話を聞き、DEXCSのwiki内で、VMware上で動作するUbuntuにDEXCSを移植するという記事がありました。
「これを参考にすれば、クリーンインストールしたubuntuでもADVENTUREが使えるんじゃあ無いか?」と思って実行してみた所、成功しました。これでようやく自宅で簡単な構造解析が出来るようになりました。
その時のメモを以下に載せますので、参考にしてみてください。

ディストリビューションについて

Ubuntu 9.04に適用しました。

実際のインストール方法

DEXCSオープンテクニック:VMware上でのDEXCS活用に記載されている情報とほぼ同じ手順で実行しました。
手順を変更した所は以下の部分です。

1.g++-2.95のインストールにsynapticを使わなかった。

自分がSynapticで検索した時は、g++-2.95が検索出来ませんでした。そこでubuntuのパッケージ配布サイトから、以下の2つのファイルをダウンロードして、それぞれインストールしました。

※先にgccの方をインストールして下さい。上記サイトからダウンロードしたパッケージをダブルクリックすれば、インストールが開始します。

2.paraviewのインストールをSynapticから実行した。

paraviewはSynapticで検索してインストールを実施しました。この場合実行ファイルは次の位置になります。

/usr/bin/paraview

元記事において、『ランチャーのパスをフルパスで書く』ように指示がありますが、その際のフルパスとして上のパスを記載しました。

今後の予定

  • 解析手順を覚える
  • 大変形解析を試す
  • 熱解析を試す
  • もう少し使いやすいプリポストプロセッサが無いか調べてみる
  • 使いやすい3DCADが無いか探す

・・・先は長いなぁ。